鍋田辞書のフランス語対応について
最終更新日 2009.4.13
旺文社 ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROM 活用見出し対応。語形変化した単語で検索でき、見出しが五倍に増えます。(2009/4/13)
フランス語IMEを内蔵。(2009/4/5)
旺文社 ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROM対応。(2009/4/5)バグ修正
(ロワイヤル仏和中辞典の取り込みはVer 3.58で 単語の一部が取り込まれないバグ修正。reで始まる単語の一部やroで始まる単語など)
(ロワイヤル仏和中辞典の取り込みはVer 3.41で発音記号フォントに対応)
ロワイヤル仏和中辞典は一度データを削除してVer 3.58以降でもう一度登録してください。
↑旺文社 ロワイヤル仏和中辞典第二版の付属CD-ROMのデータを取り込んで使用することが可能です。
Unicodeに対応しているためアクサンの入力や検索、コピーペーストができます。
編集も可能です。
↑アクセントパッドで、ボタンクリックでアクサンやフランス語の特殊文字を入力できます。
鍋田辞書には多くのフランス語機能があります。フランス語機能はWindows 98でも動作します。
- フランス語IME内蔵
- セディーユなどのフランス語独自の文字も大文字と小文字を区別しないで検索する機能
- 代替アスキー文字でフランス語の特殊文字を検索する機能
- 符号付きローマ字の符号を無視したり似た形のローマ字で検索する機能
- フランス語の冠詞自動付加検索機能
- 旺文社ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROMデータ取り込み機能
- ボタンクリックでアクサンなどの特殊文字を入力する機能
フランス語IME内蔵(2009/4/5)
フランス語IMEを内蔵。入力欄で右クリックして「France IME」を選択。
内蔵IMEを解除するには入力欄を右クリックして「nonIME」を選択。
日本語キーボードでフランス語のアクサンを入力できます。
キーマップは以下の通り。
例えばe'と入力するとéになりe`と入力するとèになり、
e:と入力するとëになりe^と入力するとêになり、
c_と入力するとçになりa+eと入力するとæになります。
`はSHIT+@の同時押し(日本語キーボードの場合)
A`=À
A^=Â
A+E=Æ
a`=à
a^=â
a+e=æ
C_=Ç
c_=ç
E`=È
E'=É
E^=Ê
E:=Ë
e`=è
e'=é
e^=ê
e:=ë
I^=Î
I:=Ï
i^=î
i:=ï
O^=Ô
o^=ô
U`=Ù
U^=Û
U:=Ü
u'=ù
u^=û
u:=ü
O+E=Œ
o+e=œ
セディーユなどのフランス語独自の文字も「大文字と小文字を区別しないで検索する機能
メインウィンドウの「大文字小文字同一」をチェックすると通常のローマ字のみならず、符号付きローマ字やセディーユなどのフランス語独自の文字も大文字と小文字を区別しないで検索します。
代替アスキー文字でフランス語の特殊文字を検索する機能
メニューの「検索言語」で「フランス語」を選ぶとフランス語モードになりアスキーの代替文字でフランス語文字が検索できます。
アスキーで検索できるため、わざわざキーボードをフランス語モードに切り替える必要はありません。
a'、i'、a`、i`(バッククオート(Shift+@))、a^、i^、a:、i:、y:、c_、C_、a+e、A+Eのような感じで入力します。
c の下に点のようなものが付いているもの(セディーユ)は、c_,C_で。
上に点が二つ付いているもの(トレマ)は、a:、i:、u:、A:のようにコロンを付けます。
合字は、a+e,A+E,o+e,O+Eのようにします。
このフランス語モードは、冠詞自動付加検索機能も有効になります。
冠詞自動付加検索は、メニューの「設定」の「その他設定」で無効にすることもできます。
符号付ローマ字の符号を無視したり似た形のローマ字で検索する機能
メインウィンドウの「ローマ字符号等無視」でできます。
アクサンを入力しなくてもアクサンを無視して検索します。
OとEが合体したような文字はOEで、Cの下に点のようなものが付いている文字(セディーユ)はCで検索できます。
フランス語の冠詞自動付加検索機能
メニューの「検索言語」で「フランス語」を選ぶとフランス語モードになり冠詞自動付加検索できます。
例えばabcを検索するとき、abcの他にle abc、la abc、les abcも同時検索します。
冠詞自動付加検索は、メニューの「設定」の「その他設定」で無効にすることもできます。
このフランス語モードは、アスキー代替文字検索機能も有効になります。
旺文社ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROM取り込み機能
旺文社のロワイヤル仏和中辞典第二版付属CD-ROMデータをカラフルなHTMLデータで鍋田形式に変換取り込みすることが可能です。
データ編集ができ、Unicodeに対応しているためアクサンやセディーユなどの入力やコピーペーストが可能で、アクサンや合字を区別した検索が可能です。
旺文社CD-ROM付属の標準ソフト(IEで利用)やEPWINGではアクサンやæ, Æ, œ, Œ, ç, Çなどの入力や検索ができませんが、鍋田辞書では入力、検索ともに可能です。
用例のフォントや色はメニューの「フォント」の「用例フォント設定」で動的に変更することが可能です。
Ver 3.60から、活用(語形変化)見出しを取り込むことが可能です。(取り込まないことも可能です。活用見出しを取り込めば約五倍の見出し数になります。
旺文社に問い合わせをしており旺文社からの回答でユーザーが鍋田辞書でロワイヤル仏和中辞典のデータを利用することは問題ないことを確認しております。
利用方法は下記参照。
ボタンクリックで字上符を入力する機能
メニューの「ツール」の「Accent PAD」を選択するとアクセントパッドが出て字上符をクリック入力できます。
鍋田辞書で使えるフランス語辞書データ
旺文社 ロワイヤル仏和中辞典第二版付属CD-ROMデータ登録方法
鍋田辞書Ver 3.60以降の場合の説明です。
活用見出しと、通常見出しは重複した単語があるため、活用見出しは強制的にマージ登録となります。
通常見出しも、もしかしたら2個ほど重複した単語があるかも知れません。(真偽は未調査)
以上のことを考慮して、一番問題のない登録方法を説明します。
- 登録したい辞書の領域を一度削除し、登録数をゼロにします。
- 旺文社 ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROMをパソコンに入れます。
- 鍋田辞書のメニューの「データ」の「各種データ登録と辞書設定」を選び「データ登録/設定」ウィンドウを開きます。
- 登録元データ形式を「ロワイヤル仏和中辞典第二版CD-ROM」にセットします。
- 画面右上の「鍋田/PDIC/EPWING/TEXT」を「鍋田」にセットします。
データ追加方法は「通常登録」または「マージ登録」を選べるのですが念のため「マージ登録」を選びます。
通常登録は、新規の単語はそのまま登録、すでに登録されている単語は上書きされ古い単語のデータは消えます。すでに登録されている単語で今回登録しない単語は消えずにそのまま残ります。
マージ登録は、新規の単語はそのまま登録、すでに登録されている単語は古い単語のデータの下(または右)に新しいデータを合体して登録します。
HTMLとHTMLのマージは、やってみたところうまくマージされるようです。
- 「登録元ファイルを指定して登録開始」ボタンをクリックします。
- 通常見出しチェックボックス、活用見出しチェックボックスの片方、もしくは両方をチェックします。
通常見出しに加えて活用見出しが欲しい場合は、両方チェックします。
最初の登録で通常見出しだけのチェックをして登録してもも後日、活用見出しだけをチェックして追加登録できます。鍋田辞書はライトワンス書き込みではなくデータの追加が可能です。
- CD-ROMドライブのフォルダは自動検知します。フォルダを変えたい場合は入力しなおして「OK」をクリックすれば登録がはじまります。
- CD-ROMの発音記号フォントファイルをエクスプローラーでフォントフォルダ(多くの場合c:\windows\fonts)へコピーします。
コピー元はWindows Vista/XP/2000は、CD-ROMドライブ:\Royal\FONTS\2000/XP用\hatsuonKAT.otf
コピー元はWindows 98/Meは、CD-ROMドライブ:\Royal\FONTS\98se/Me用\hatsuonKAT.ttf です。
Ver3.40で登録した場合は一度削除し再登録しないと発音記号フォントを利用できません。
「登録元の文字コード」やその他いくつかの指定はロワイヤル中辞典の登録では無視します。
旺文社に問い合わせをしており旺文社からの回答でユーザーが鍋田辞書でロワイヤル仏和中辞典のデータを利用することは問題ないことを確認しております。
ただし、鍋田辞書で変換したデータを配布したりLANやインターネットで他の人が参照できる場所におくことは禁止されています。
このデータは
ICHIRO氏のf2jdic(PDIC用フランス語単語帳)のフランス語データの本体辞書を鍋田テキスト(UTF8)に変換したものです。
作者のICHIROさんの許可を得て変換したものを転載させていただいております。
鍋田辞書とこのデータの組み合わせではユニコード入力によるフランス語特有の文字の検索も可能です。
元のPDIC辞書形式とPDICでこの辞書を使った場合、英語にあるA~Zのローマ字のみでしか検索ができないようです。
ICHIRO氏のフランス語データは元々、ユニコードでない環境で使用することを前提としていたため、見出し単語のoeの合字は、代替アスキー文字のoeのままになっています。
鍋田辞書はこの問題を、手修正により、合字のoe、OEをユニコード文字に置き換える修正をしました。(2006/2/15)
元のICHIRO氏データでは、合字でないoeなのか合字のoeなのか区別がつかないため、鍋田辞書作者がひとつひとつ判断して手修正で合字の場合のみ、合字oeにするように修正しました。
(一括変換では、変換してはいけないoeまで変換しまうので、一括変換はできません。)
また、鍋田辞書用ICHIRO氏データは、PDICからテキスト経由でのデータ変換の関係上発音記号欄のデータが消えています。(元のPDICデータの発音記号もごく一部の単語にしかついてはいませんが。)
鍋田辞書用ICHIRO氏フランス語データ登録方法
- 鍋田辞書用ICHIRO氏のフランス語辞書データを保存します。
- ZIP対応の解凍ソフトで、保存したichiro_fr_utf8.zipを解凍します。解凍するとichiro_fr_utf8.txtができます。
- 鍋田辞書のメニューバーの「データ登録」->「各種データ登録と辞書設定」を選択します。
- 必要なら登録先辞書を1~50のうち選びます。初めての登録なら選ばなくてもかまいません。
- 辞書名を付けたい場合は、辞書名変更の部分に辞書名を入力して、「辞書名変更セット」ボタンをクリックします
- 登録元の文字コードに「UTF8」を選択します。
- 「検索時言語モード」に「言語は汎用」または「フランス語」を指定します。
「フランス語」は検索時にフランス語の代替文字が使えるモードで後からでも切り替えられます。
登録時に「フランス語」にしておかなくても登録できますし、ユニコードで検索する場合は指定する必要もありません。
9.すでに登録した別データに合体させたいなら、「データ追加方法」に「マージ登録...」を指定します。
- 「登録元ファイルを指定して登録開始」ボタンをクリックして、さきほど解凍したichiro_fr_utf8.txtを選ぶとデータ登録が始まります。
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