鍋田辞書をWINDOWS 95/98/98SE/Meで使う


ホームページ最終更新日 2015.11.16


旧バージョンの鍋田辞書をWindows 98SEにCyberCJKフォントをインストールして日中韓国を同時入力した例。

Windows 95/98/98SE/Meでは現在のバージョンの鍋田辞書では動かない可能性があり、動作確認もしておらず動作可能OSに含めていません。
もし動作を試すなら旧バージョンの鍋田辞書 Windows版 Ver 5.5で試してください。
鍋田辞書 Windows版 Ver 5.61はXPで動作せず、その下位バージョンのOSでも動作しないため。
もうWindows 98は途上国も含めて全世界的に全くと言っていいほど使われていないため動作確認する必要もないと考えています。
古いバージョンの鍋田辞書ではWindows 95/98/98SE/Meでも手順を踏めば使えることを確認したことがあります。
資料的に過去に書いた記事を残しておきます。
元記事の最終更新年月日は2008年11月4日でしたが、最終動作確認年月日は覚えていません。
ユニコードの入力、表示もできますが、制限、問題もありWindows 7以降と完全に同じように動くわけではありません。
ユニコード利用のための面倒くさい前準備や設定が嫌なら素直にWindos 7以降を使うべきだと思います。
ユニコードを使わない場合でもWindows 95/98/98SE/Meでは問題があるためWindows 7以降を推奨します。
Ver 3.24から、Windows 98でクリップボードが全面的に使えるように大改良しました。
未確認ですがUnicodeもクリップボードに対応していそうです。
さらに、最新バージョンではWindows 98でも動く韓国語/タイ語/ロシア語IME(ローマ字入力+直接打ち)を内蔵していますので韓国語、タイ語、ロシア語の場合の制限はほとんどなくなったと思います。

準備1.

DLLが無いとエラーが出た場合は次のDLLを鍋田辞書プログラムnabeta.exeがあるフォルダにおきます。 WINDOWS 95と、WINDOWS 95/98/98SE/Meでは動作が違います。
WINDOWS 95では、Ver 1.084からDLLが無いとエラーが出て起動できませんので以下の追加ファイルのインストールが必要です。
Windows 95用の追加ファイル。nabeta.exeがあるフォルダに解凍。ws2xxx.dll及びmsvcr71.dll
(msvcr71.dllは現在のバージョン及び今後のバージョンでは不要です。)

準備2.

WINDOWS 95/98/98SE/Meでユニコード文字を入力またはクリップボードを利用するには、nabeta.exeからnabetar.exeにファイル名を変えるか、メニューの「98/XP」の「WINDOWS 98モード」を選んでください。
起動後に動的にXPモード、98モードを何度でも切り替えることができます。

準備3.

Windows 95/98/98SEのWINDOWS 98モードでユニコード文字を入力するには、 マイクロソフトのWindows Installer 2.0(英語ページ)のインストールが必要です。
Windows Installer 2.0の日本語ページもあるようです。
(Windows Installer 2.0は、マイクロソフトのソフトをバージョンアップやインストールしたことがあれば既にインストールされている場合もあるようです。)
おそらくWindows Installer 2.0のインストールはWINDOWS Meでは不要です。

準備4.

フォントの用意が必要な場合があります。
95では多言語フォントを用意しても多言語フォントとしては機能しないようです。
98以上では多言語フォントを用意すれば多言語の同時表示ができます。
95/98では、TahomaやMS UIを選択しても中国語や韓国語などの主要言語が割り付けられていません。
中国語フォントや韓国語フォントの指定をしても、日本語フォントを含んでいない場合は日本語との同時表示ができなくなります。
鍋田辞書では辞書単位、表示箇所ごとにフォント指定ができますので、訳語欄に単一言語だけしか書いていない場合は日本語と外国語の同時表示ができるフォントが無くてもあまり困らないとは思います。
訳語欄に日本語と外国語の両方を同時表示するときなどは多言語フォントが必要です。
中国語などの外国語フォントはマイクロソフトサイトからダウンロードする必要があるのかも知れません。
日本語とその他外国語を同時表示するフォントが必要な場合は、ユーザーがどこからか対応フォントを持ってくる必要があります。
「Arial Unicode MS」という日本語と外国語フォントを同時表示できるフォントがありますが、昔、MS Office 2000に添付されていたもので、標準のWINDOWS 95/98には含まれていません。
合法かどうかは知りませんが、ftp://ftp.mplayerhq.hu/MPlayer/contrib/fonts/arialuni.ttf.bz2 でbzip2圧縮されたArial Unicode MSフォントがダウンロードできるようです。2008年11月3日現在
Arias Unicode MSフォントは韓国語、中国語、タイ語などたくさんの言語を同時表示できます。
Windows 98で「Arial Unicode MS」は使えますが、Windows 95にコピーしても外国語文字表示ができなかったという報告がありました。
CyberCJKフォントの説明(READMEfirst.txt)にもWindows 95の場合はひとつの言語しか表示できないような記述が書いてあります。
「Bitstream CyberCJK」というフリーのフォントを使えば、日中韓の同時表示がWINDOWS 98でも可能です。
日中韓フォントにhannomというフォントもあるようです。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=153105
のhannomのhannomH.zipをダウンロードし、解凍した中のHAN NOM A.ttfが日中韓フォントです。
CyberCJKは多言語フォントのCyberBitのうち、日中韓を抜き出したフォントです。
CyberBitにはタイ文字などのその他の文字も含まれていますが、タイ文字フォントとしては個人的におすすめしません。
XPであれば、TahomaやMS UIフォントが日本語フォントと主要外国語フォントを同時表示できます。
日本語と外国語の同時表示ができるフォントが欲しいがそのフォントを用意する方法がわからないという人は95/98にこだわらずにXPを使ったほうが早いと思います。

Windows 95だけの問題

・多言語フォントを用意しても多言語フォントとして機能しない。

Windows 95/98/98SE/Meの問題

・標準で入っているMS UIフォントやTahomaフォントでサポートしている言語がXPのものより少ない。
・XPモード時、ユニコード文字のクリップボード機能が使えなかったが、
 Ver 3.24の改良により使えると思うので多分この問題はなくなっているはず。(動作未確認)
・XPモード時、ユニコード文字の入力ができない。
 韓国語、タイ語、ロシア語の場合は、内蔵の韓国語/タイ語/ロシア語IME(ローマ字入力+直接打ち)がありますので入力できます。
・98モード時、Enterで検索不可。検索ボタンをクリックする必要あり。
・98モード時、単語入力欄の再描画の問題があり、見えなくなることがある。クリックすれば見れる。
・98モード時、単語入力欄の表示位置がずれることがある。(最新バージョンでは起きないかも)
・98モード時、単語入力欄を右クリックしてもクリップボードメニューが出ない。貼り付けはCtrl+Vで可能。
・98モード時、インクリメンタルサーチができない。


WINDOWS 98モードではWINDOWS 98上でマイクロソフトの韓国語IME、中国語IMEでの直接入力にも対応しました。(ハングルフォントはGulimCheなど、中国語フォントはMS Songなどを設定して保存してください。Tahoma やMS UIは多分無理?)
日本語との同時表示をする場合は、CyberCJKなどのフリーフォントを入れてください。



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